ひなまつり

こんにちは。木曜日担当のM・Tです。
昨日は雛祭り。我が家でもささやかながらお祝いをしました。
雛人形も2週間ほど前から飾ってありますが、毎年、雛人形を飾る時に悩むのが、人形の配置や道具の置き場所です。
一応、お店に飾ってあった時の状態を写真に撮らせてもらっているので、その写真を見ながら飾り付けていくわけですが、
細かい道具が写真では分からない……毎年、「多分、これで合ってるだろう」で飾り付けをしています(--;)

ちょっと人形の配置なども疑問に思ったので、調べてみました。

一般的には「男雛が右、その左手側に女雛(我が家でもこの並びです)」ですが、その逆もあるようです。
最初は「男雛が左、その右手側に女雛」でした。
論語に「天子南面」という言葉があり、これは、皇帝などの偉人は南に向いて座り、北面は臣従することを意味しています。
また、南に向いたときに日の出の方角(東。つまり左手側)が上座で、日没の方向(西。つまり右手側)が下座とされています。
この考え方は雛人形にも当てはまり、本来は「男雛が左、その右手側に女雛」を飾ることが当然だったようです。

現在、雛人形売り場を見てみると、そのほとんどが「男雛が右、その左手側に女雛」です。
当初とは逆の配置になっているのは、プロトコール(国際儀礼)が右上位だったため、
昭和天皇の即位の礼が催された時に、プロトコールに従い「天皇が右、その左手側に皇后」が並ばれたことからきているのだとか。
また、かつて掲げられていた御真影(天皇皇后両陛下のお写真)もプロトコールに従った並び方だったため、
関東の雛人形業界では、それまでとは反対の並び方にしたようです。
しかし、全国一律に変わってしまったわけではなく、現在でも、伝統を重んじる京都では、
本来の「男雛が左、その右手側に女雛」とするところが多く見られるとのこと。
皆さんのお宅では、どちらの並び方でしょうか?

ちなみに、この「日の出=東=左優位」の考えは、「左大臣と右大臣では左大臣のほうが上位」、
「現在の地図では東=右、西=左なのに、京都では(御所を中心として)東=左京、西=右京である」など、
古代日本には沢山の例があるようです。
しかしその後は、右のほうが優れているという意味合いのほうが多くなりました。
「右に出るものはいない」「右腕になる」「右にならう」などは右が優れた意味。
「左前」「左遷」などは左が劣るという意味。世界の言語学的にみても、右のほうが優勢という例が多いそうです。

これだけ悩んで飾ったお雛様も、早くしまわないと「嫁に行き遅れる」と言われるので、早めに片付けないといけません。
でもなかなか平日には時間もないし、お天気も関係してきます。
すぐにしまえない場合、お雛様を後ろ向きにして飾り「お帰りになった」「眠っていらっしゃる」
と解釈する方法もあるのだとか。
…今年はこの案を採用して、片付け日までの時間稼ぎにしたいと思います。
 

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このページは、パソコンレンタルe-TAMAYAのスタッフが2010年3月 4日 14:11に書いたブログ記事です。

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