今日は私の住む味真野地区についての紹介をしたいと思います。
皆さんは万葉の里 味真野苑 通称越前の里という場所をご存知ですか?
自然あふれる庭園のようになっていて、
桜や水芭蕉、藤、牡丹など季節折々の花も楽しめる緑豊かな場所です。
その越前の里が先日恋のパワースポットとして整備されました。
味真野は、継体天皇と恋人・照日の前の悲恋を描いた謡曲「花筐」(作 世阿弥)の舞台となった場所とされています。
継体天皇は上京して天皇に即位する前に恋人の照日の前に花かごを贈り、またその花かごを目印に二人は再会したという話がのこっています。
また味真野は、万葉集にゆかりの深い場所でもあります。
奈良時代、聖武天皇に使える女官狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)と恋に落ちたため、
味真野に流された中臣宅守(なかとみのやかもり)。
二人は思いを託した歌を贈りあいました。
万葉集には娘子 23首、宅守 40首の歌が載っています。
味真野苑では、代表的な歌 15首が歌碑に刻まれています。
この二組の恋のお話から越前の里はパワースポッ
トになりました。
施設内の継体天皇と照日の前の像の前には
大きなハートも描かれており
休憩場所にはハート型の椅子が設置されていたり、
池のほとりには飛び石が二か所から転々と
置かれていて、
その飛び石を両側からたどっていくと最後
にはハート形の飛び石で恋人が出会えるという場所も作られています。
4月8日には完成イベントが行われ、ハート形の床にはキャンドルがともされ、
継体天皇像もライトアップされてとてもきれいでした。
こんな感じで味真野は恋の里として盛り上がってきています。
これから恋をする方も、恋をしたい方も是非 味真野の恋のパワースポットに遊びに来てください。
K.S