新幹線で東京方面に向かう時、また帰るとき、天気がよくて裾野を広げた富士山に出会えると、本当に得をした気分になり、嬉しくなります。
高速道路を走っていて、伊豆半島を旅していて、あるいは河口湖から、本栖湖から、本当にどこから見ても、その容姿は端整で、どっしりとしたその存在感は圧倒的です。
その富士山ですが、世界的にみると独立峰は珍しくないこと、あまりに開発されすぎていること、ゴミの問題などで世界自然遺産に選ばれない、ということを聞いていました。
しかし近年、文化遺産での登録をめざし、昨年無事世界文化遺産に登録されることが決まりました。
先日、その中の美保の松原、富士山本宮浅間大社、白糸の滝に行ってきました。
富士山の世界文化遺産に少しだけ触れることができる旅でした。
美保の松原
古来、絵画によく描かれてきた風景。
富士山も見事でしたが、太陽の光をきらきらとうけて輝く太平洋がきれいでした。
近くに天女が羽衣をかけたと伝えられる羽衣の松があります。
富士山本宮浅間大社
富士山を浅間大神として祀ったことを起源する浅間神社の総本宮。
境内には富士山の湧水である「湧玉池」があります。
たっぷりの豊富な富士山の恵みが、地下を通ってここに池として湧き出ています。
白糸の滝
この滝もまた富士山の湧水です。
16世紀から17世紀、富士講の開祖といわれる長谷川角行が修行を行った地といわれています。
今回は富士山の南西側を少し歩いた旅でした。次は北東側を訪ねてみたいです。
TAMA