6月フランスに行ってきました。
パリを朝早く出発して、バスでおよそ4時間半、森の中に見え隠れしてきたのはモンサンミッシェル。
遠くにそのおぼろげな形を認めると、早く傍に行きたい気持ちでわくわくしてきました。
バスは島の手前で下車。ここからシャトルバスに乗り換えて島に上陸します。
かつては満ち潮の時は海に浮かぶ島となり、引き潮で道が現れた時のみ島にわたることができたそうです。当時は多くの巡礼者が満ち潮に飲まれて命を落としたと伝えられています。
そのため19世紀に道が作られ、陸続きとなり潮に関係なく島に渡れるようになりました。
しかし島が対岸とつながったために弊害が生じました。
海の流れに変化をきたし、島を囲んでいた海が後退して砂が堆積し、かつての海に浮かぶモンサンミッシェルという姿がなくなってしまったのです。
先月、このモンサンミッシェルと対岸を結ぶ橋が完成した、とニュースで報じていました。
今後は道路を撤去し、海に浮かぶモンサンミッシェルを取り戻そうとしています。
でも、私が行った6月はまだこんな様子。
まだ工事中でした。
こんな大きなダンプカーが行きかっていました。
というわけで島の景観は今ひとつだったのですが、修道院の雰囲気、眺めは十分味わうことができました。
もう少し時がたち、海の流れが元のように回復し、潮の干満が戻れば、素晴らしい景観が眺められることでしょうね。
TAMA