江戸時代のレンタル

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山本一力さんの「損料屋喜八郎始末控え」という本を読みました。

「損料屋」というのは庶民相手に鍋釜、布団や小銭を貸す商売のこと。
現代のレンタル屋さんです。
レンタルする商品はまるで違いますが、タマヤと同じ仕事なので興味がありました。

上司の不始末の責任を肩代わりして同心の職を辞し、刀を捨て損料屋になった喜八郎。
気楽な商売になった軽い人間かと思いきや、損料屋というのはあくまで仮の姿で、与力の秋山や、いなせな深川の仲間達と、胸のすくような活躍をします。

彼が立ち向かうのは巨利をむさぼる札差連中です。
この札差という職業がどうもわかりにくいのですが、武士の俸給である米を市中で売却するときの仲買人のことです。
それが、事実は困窮、逼迫した武士達に、次のあるいは2年後の俸禄米を担保に金を貸す、金貸し業となっていました。

喜八郎はその札差を相手に、先を読んだ頭脳戦を展開し、いわば江戸時代のマネーゲームを戦い、問題を解決していくのです。

ところどころにちりばめられた、江戸の風情が誠に美しく描かれています。
ラストの祭りのシーン、その賑わい、緊張感、音、空の様子、人々の様子がまるで映像を見ているように伝わってきます。

もともと時代ものが好きで、本を読むといつも、これがテレビドラマ化されないかな、と思うのですが、主人公喜八郎はどの俳優さんがいいかな、なんて勝手に考えながら、いつか見られることを夢見ています。

TAMA

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このページは、パソコンレンタルe-TAMAYAのスタッフが2016年6月24日 15:47に書いたブログ記事です。

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