「本所おけら長屋」畠山健二

 

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今、日本は、いえ世界中がコロナウィルスの猛威にさらされています。

朝から晩までニュースといえばウィルス一辺倒で、気分が滅入ってきますね。

かからないように予防策を怠らなくして、かつ免疫力を高めるべく栄養と睡眠をしっかりとりましょう。

そして心の栄養ドリンクに、本はどうでしょうか。

 

「本所おけら長屋」

この本は江戸本所にある長屋が舞台です。

ここに住む庶民がおりなすドタバタ、お祭り騒ぎ、そんな話が描かれています。彼らは貧しいのだけど、情に厚く、とにかくおせっかい。

 初めて読んだとき、なんだこれは。面白いけどちょっと軽すぎじゃないの、というのが第一印象でした。大衆小説?山本周五郎、藤沢周平らの切々とした哀愁、人生の重みがないような。

でも、読み終わると何かわからないけど、次が読みたくなって、つい2巻目を手にしていました。

 そしていつしか次号が出るのを心待ちにし、13巻まで買うはめになりました。

登場人物一人一人、味があって、誰を主人公にしてもストーリーができる。

人の事を思いやる優しさ、でも自分が表には出ないような江戸の粋、心意気が溢れています。

 

風邪をひいて元気がないとき、何もしたくない時、読み直します。

おもわず声をだして笑ってしまって、楽しくなります。

私の風邪薬みたいな本です。

この薬 今月14巻が発売予定です。

TAMA

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このページは、パソコンレンタルe-TAMAYAのスタッフが2020年3月 6日 14:57に書いたブログ記事です。

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