こんにちは。フロントのM・Tです。
冬になると毎年積雪の心配ばかりしています。
福井県は雪国なので、大きめの道路には、道路からスプリンクラーのように水が散水される
便利な装置が作られていて、私は小さい頃から「融雪装置」と呼んでいました。
最近、これの正式名称って何だろう?と思い、調べてみると正しくは「消雪パイプ」というらしいです。
発祥は同じく雪国の新潟県長岡市。“元祖・柿の種”で有名な浪花屋製菓の創業者、今井與三郎さんが考案したものだそうです。
地下水を汲み上げてパイプを通して道路に散水し、雪を融かすという装置。
私達雪国の人間にとっては当たり前な施設ですが、雪国以外の方がこれを見ると、びっくりするらしいですね。
まぁ、水の勢いが良すぎて、1m近くジャブジャブ飛び出ている場所や、車を運転していると、
足回りが洗車されているぐらい勢いのあるものもあって、私もさすがに驚く時があります(^^;)
歩行者には優しくないですね。
基本的に車移動なので、歩かないですけど…
大学時代は東北・福島県に住んでいましたが、消雪パイプはみかけませんでした。
大学のある福島市は冬は寒いけれど、雪が積もることはあまりなかったと記憶しています。
(会津地方だと豪雪地帯だから、消雪パイプあるのかも?)東北=雪深い、
と思っていたので、冬でも晴れていて、布団が干せるのには驚愕でした!
話が逸れましたが。この消雪パイプ、今井氏が長岡市に権利を無償譲渡し、
長岡市も実用新案権を一般公開し、全国の雪国にこの画期的な仕組みが広がっていったそうです。
多くの人々を助けるため利益を追求せず、権利を譲渡した今井さん。凄い人です。
消雪パイプがない道路を走るのはとっても大変なので、考案してくださった今井さんには感謝ですね。
ありがたや、ありがたや~(*^人^*)毎年冬を迎えたら、新潟に向かって手を合わせようと思います…